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4:生命の誕生、人類への進化
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今から7億年ほど前(約7億3000万年前~約6億3500万年前)になって、ようやく最後の地球全面凍結が終わりをつげ、再び地球に温かさが戻り始めます。
すると、生物の増殖はいよいよ勢いを増し、種類もさまざまになってきました。
オーストラリアのエディアカラ化石群(1)は、約6億 - 5億5千万年前に生息していたと思われる多くの生物が化石となってその姿をとどめています。この化石から、この頃すでに、多くの多細胞動物が多様に進化していたことを物語っています。
エディアカラ化石のクラゲの仲間とみられるものの化石
(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ediacaran_'jellyfish',_Vendian,_Ediacara_Hills,_south_Australia_-_Houston_Museum_of_Natural_Science_-_DSC01379.JPG?uselang=ja)
また、このころ、すでに生物は、子孫の残し方においても、新しい方法を獲得していた可能性がある、とする研究者もいます。
細胞の増え方とはそもそも元々あったものが同じものを作り、分裂し、別れる、というものです。(原核細胞は2分裂していく)
しかし、そこに違いをもつものが現れたのです。
それは細胞の真核化に伴って起きてきました。真核細胞は、ふだん核膜で遺伝情報を守っていますから、分裂するとき、つまり、子孫を残すときだけは核膜を消し、さら遺伝情報をコピーして渡す必要があります。
さらに多細胞生物になると、多くの細胞でできた体を、半分に割ることはできませんから、生殖に特化した器官をつくり、そこで生殖用の単細胞を作る必要がでてきました。
さらに、自分と同種の他者の細胞と組み合わせるものが出てきました。
自分と「同じ」なのではなく、「似た」ものをつくり、残すのです。親が、自分とは違う子供を残す、ということは、大変な賭けです。安定した環境であれば、自分と同じものをふやしたほうが早く、簡単で確実だと思えます。しかし、残念ながら、地球の環境というのは、時にあっさり変化し、それまで繁栄していた生物があっという間に消え去ってしまう、ということが何度も起きました。生命は、その消滅の危機を何度も経験してきたのです。
その経験からか、自分のもっている情報と、相手が持っている情報を半分ずつ出し合い、組み合わせて、「間の子」をつくる細胞が現れました。この方法によって生まれる子どもは、種が同じなので、基本、親と同じ形質を持ちますが、親とは違う情報をもった細胞です。じつは、現在でも生息している原始的な生物のなかには、その場の状況に応じて、単純なコピーを残す方法と、間の子をつくって残す方法の、両方を行うものがあります。この方法を始めた生物も同じように臨機応変にその方法を選んで行っていたのかもしれません。
しかし、その後、自分とは違う子供を残す、というやり方は、生物の子孫の残し方として、有効な手段の一つとなっていきます。
生殖専用の細胞ができ、その情報の持ち方や、役割によって雌雄の別をもつ有性生殖を行う生物へと、引き継がれてゆくのです。
2005年に南オーストラリア奥地の海底で、約5億6500万年前に生息していた管状の無脊椎動物と思われる生物の化石が発見されています。その化石の分析から、その生物が有性生殖を行う生物であった可能性が見られる、とされています。
この方法を確立していった(2)生物は、古いものは死に、新しい子供の世代に生命のバトンをわたし、居場所をゆずる、という形式になるようになりました。
「似た」子供、すなわち、「違う部分をもつ」子孫を残すことで未来への生命の可能性を広げた、と同時に、個体それぞれの「死」が始まったのです。
※(1)エディアカラ生物群は、約6億 - 5億5千万年前の先カンブリア時代の生物の化石と推定されている。
エディアカラ生物群は、地球全体が氷に覆われていた時期(スノーボールアース)の直後に出現し、その大部分がカンブリア紀の始まる前に絶滅した。
※(2)有性生殖への進化として、接合子による接合、分裂するもの、それがすすんで、雌雄が別れていく有性生殖となる、と考えられています。
※(3)カンブリア紀にはいると、突然、新たな生物群が出現している。これを見たダーウィンは大変とまどった、といわれている。
カンブリア紀は多細胞動物が大きく発展した時期で、進化生物学者のスティーヴン・ジェイ・グールドはカンブリア爆発と表現している。
食べて、食べられて、まわる P.26.27
さ・え・ら書房 目で見る進化 P.67
NHK高校講座 地学基礎 先カンブリア時代
http://ja.wikipedia.org/wiki/エディアカラ生物群
http://ja.wikipedia.org/wiki/ハルキゲニア
最初のSEX?化石から最古の有性生殖の証拠発見
ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=90014
Wikiペディア/動物
抜粋「動物の起源については、旧来から多細胞動物の起源ではないかといわれたこともある襟鞭毛虫類がそれらしいということになっている。」
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